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Q 既製の木質系階段セットの種類、価格、施工費を教えてください。
A 階段には直階段や廻り階段、折り返し階段があり、形式も箱型、露出型などの違いがあって、沢山のメーカーから種々の樹種、色合いの既製品が、手すりなどのデザインを含めて価格も様々で販売されています。なお、非常に専門的なので施主の希望は樹種や手すりのデザイン程度とし、その他は設計士や大工に任せるべきでしょう。
1) 最近の住宅の階段は、現場加工ではなく、工場生産されたデザインが豊富な階段セット(ユニット)を大工が組み立てるのが普通です。詳細は既製階段メーカーのカタログ類で知ることができます。
2) どんな階段にしたいかの選択をするにあたり、階段を種類別に分類すると、昇り方での違いで、
- 直階段(真っ直ぐに昇りきる階段)
- 廻り階段(途中で直角に曲がって昇る階段)
- 折り返し階段(途中で二回曲がったり、踊り場がある階段など)
形式での違いで、
- 箱型(両側の壁に挟まれて設置される形式)
- 露出型(階段全部が空間に露出して見える形式)
- 複合型(1.と2.を組み合わせた形式)に区分されます。
さらに、手すりとその付け方、オーク、カバ、タモなどの表面材質の違い、塗装仕上げもナチュラルからダークにいたるまで、さらに無塗装のものなどが供給されています。
3) また、このような階段ユニットを発注するときには次の8種の寸法、項目が不可欠ですが、手すりのデザイン程度の他は非常に専門的なので設計士や大工に任せるのが望ましいでしょう。
直段部分:1.階段の幅寸法 2.掛け幅寸法(踏面×段数) 3.階高寸法 4.鼻の出寸法
廻り階段部分:5.廻り段板の納め方(側板仕上げ、巾木仕上げ)6.廻り部分の柱の芯芯寸法
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