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Q 「認証木質建材AQ」とは何ですか、「JAS」とはどう違いますか?
A 木質建材の品質・性能を保証する制度としては、従来からの「JAS」規格があり、集成材や合板等にこれが適用されています。しかし、ニーズは多用化・高度化し、木質建材も新しい製品が次々に開発され、「JAS」の規格からはみ出た木質建材が出現しています。そこでスタートしたのが「AQ」(Approved Quality)制度です。
この制度では新しい木質建材等について品質性能試験を行い、優良な製品には「AQマーク」の表示が認められ、「JAS」とともに信頼の目印になります。対象となる木質建材等は製品認証(JASにない製品)と項目認証(JASにない特殊な品質・性能の製品)とがあります。いずれも品目の性能がJASでは規定されていないもの、たとえば合板では接着剤混入防腐・防蟻処理合板や加圧注入処理防腐・防蟻処理合板、モルタル下地用合板、たて継ぎ構造用合板などです。AQマークは製品の品質を保証する点ではJASマークと同じですが、マークの有効期限が3年で、申請によって延長される点など、時代の流れに沿っているといえます。また、メーカが新しい製法による製品や新しい性能を持つ製品を開発した場合、自らマークを申請することができます。したがってAQは技術開発を促す効果もあるといわれています。
AQの認定は(財)日本住宅・木材技術センターが実施しており、認証状況は次のとおりです。
(平成12年4月現在)
高耐久性機械プレカット部材 乾燥処理機械プレカット部材 保存処理材 屋外製品部材 防蟻処理材 防腐・防蟻処理構造用集成材 |
167件 5件 42件 83件 5件 34件 |
防腐・防蟻処理構造用単板積層材 防腐・防蟻処理構造用合板 軒下天井板 モルタル下地用合板 縦継ぎ構造用合板 足場板 |
6件 7件 1件 1件 1件 1件 |
(総計 353 件) |
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